Spring Carol 少年合唱と出会い
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聖歌隊と少年合唱と英国が大好きな管理人のブログ。
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回想です。

グレゴリー・コルベールというカナダのアーティストの「Ashes and Snow」という作品(プロジェクトというべきでしょうか)を昨年みにいきました。一度目はプレの「animal totems」という展示を六本木ヒルズまで見に行きました・・・そして、そのときの深い感動とともに「Ashes and Snow ノマディック美術館」へとお台場まで訪れました。


昨日ふと彼の作品が頭を過ぎり、写真集と「書簡でつづられた小説」をひもといていました・・・。


彼の写真は人と動物が深い何かでそれもとても研ぎ澄まされた精神のような何か・・・またはもっと単純でいて純粋ななにかでつながっている世界にいるような気持ちにさせられる作品です。例えばゾウと向き合っているインド仏教僧の格好をした少年とかゾウが水中に浮かびコルベール自身がゾウよりも下方で浮かんでいるセピア色の写真とか・・・自然の世界なのにとても不思議な気持ちにさせられる世界です。


それでいて仏教でいえば悟りのような・・・静謐さでしょうか・・・私は彼の作品を美術館で見たとき・・・背筋がゾクッとしました・・・それは恐いとかそういったものでなく・・・心や精神の深いところにつきつけられたような・・・感動のようなものだったです。


実はどちらかといえば私は写真集よりも「書簡でつづられた小説」の方がすきなんです・・・。旅に出て何かを探しつづける夫から遠く離れた妻へと送られた手紙がタイトルの通りつづられているのですが、それは旅先での出来事や見た夢の話などがつづられ・・・私にはどこか何かを悟るような作品だなと思えたのです。たとえば心理学でいうような自分史をたどるような・・それでいてとても崇高な・・いえ・・・とても研ぎ澄まされた精神に近づいていくような不思議な感覚です。それでいて最後読み終えた後に私はとても泣きたいような気持ちになりました。心に残るのは晴れやかでありながらとても暖かいようなものだったんです。上手く説明できないのですが彼の作品が本当好きだなぁと・・・。


Ashes And Snow: March 5-June 6, 2005, The Nomadic Museum, Pier 54, New York CityAshes And Snow: March 5-June 6, 2005, The Nomadic Museum, Pier 54, New York City
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彼の作品を見に東京へと行ったのは、実はドレスデン聖十字架合唱団による「マタイ受難曲」を聴きにいったついでだったのですが・・・どちらがついでだったのか分からなくなるほど感動的で一日のうちに沢山の感動を体験できた日でした。


その前の聖トーマス教会合唱団による「マタイ受難曲」を聴きに行ったときには、泊りがけで次の日にマシュー・ボーン振り付けによる「白鳥の湖」に出会い・・・劇場でDVDと白鳥(ぬいぐるみです)を買ってしまうほど感動し・・・それこそ何度もDVDを観ました!初めて踊る方のバレーをはじめてみた私でも白鳥の逞しさに感動し、本当かっこいいんですよ!バレーに無知でも分かる表現で、設定自体にも面白味を感じました。以来マシュー・ボーンのファンです・・・。


チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」
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私は少年合唱を好きになることで出かけることが多くなったと思っております。少年合唱とはまた違ったものにも興味を持ったのですが、少年合唱が好きであのときあの場所にも寄ったから出会えたというものがいくつかあります。・・・そう思えば少年合唱を好きになってよかったなぁと本当につくづく思うんです。
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