Spring Carol アイ・アム・デヴィット
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聖歌隊と少年合唱と英国が大好きな管理人のブログ。
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今日は映画を2本見ました。DVDですが。
一つはフランスの映画「息子のまなざし」、もう一つは英国映画「アイ・アム・デヴィット」。

「息子のまなざし」は、
職業訓練所で木工を教えているオリヴィエのもとに数年前に息子を殺した犯人である少年が来たことから始まる。オリヴィエは動揺をしながら、その少年をどう扱うべきかをずっと悩んでいる。オリヴィエは自分の仕事として黙々と少年たちに木工を教える。一方その少年はオリヴィエを父親のように慕う。まさに板ばさみ状態です。オリヴィエの動揺は物語の中ずっと途絶えることはない。・・・被害者の家族としてみるといたたまれない・・・しかし罪を償い社会復帰をする彼を無碍にはできないだろう・・・。映画の中人の物音などだけで過ぎていくところが印象的ですね・・・「エレファント」という映画を思い出しました。息子を殺した人間を赦せるかといったらどうだろう・・・赦すことはできないんじゃないだろうか・・・例え仕返しなどをしないにしても。静かに動揺と怒りが映像として語られていて、ジーっと見入ってしまいました。見終わって・・・それでも生きていくんだろうなと思いました。なんだか上手く語りきれてないかも・・・。

「アイ・アム・デヴィット」は、
強制収容所からデンマークへ行き手紙を届けるという使命をだされ、デヴィット少年が収容所を抜け出し、デンマークへ行くという話です。もちろん見つかったら銃で撃たれる。生きるか死ぬかのサバイバルだ。それも隣の国に行こうというんじゃない・・・ブルガリアを抜けてイタリアへそしてそのまま北を目指しデンマークへ行けというのだ。それも強制収容所で外国語慣れしているデヴィットだからこそできることなのかもしれなかった。途中何度も警備兵につかまりそうになる。それに身を守るために誰も信用はするなと忠告されてきた。心細いなか彼は勇敢に立ち向かう。途中誰かの親切にあっても怖くて信用できない。そんな彼に人を信用できるのだと教えてくれたのは絵を描くことを趣味としているおばあさんだった。完全には信用できなかったが、デヴィットはすべてを話せはしないが、少しずつ彼女を信頼していった。彼女が友人ところまで行くというので、ついていき、待っている間に村を散歩するようにすすめた・・・・丘の上へ行くと教会があり、歌声が響く・・・・穏やかで安らぎをあたえるような合唱はやさしく響く。・・・そして。あとは気になった方はご覧下さい。・・・完全にネタバレは避けますね。
なんていうかこのおばあさんの「ほとんどの人間は善良よ・・・」(?うろ覚えです)という言葉がなんともいえなかった。収容所の外に出たら平和な世界が広がっていたなんて・・・。でも、おばあさんの暮す村の天国ともいえるのではないかというほどの穏やかで平和な世界はデヴィッドに少しでも安らぎを与える空間であっただろう・・・。
シトロンはこの映画の教会の中で響くモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」があまりに平和で安息と保護を与えるようで、デヴィッドのそれまでの過酷な状況とのギャップとやっと安らぎが得られたという安心感と憐みを感じ、じーんときて思わず涙がでました。

ってか・・・これ、この歌、老紳士と老婦人が歌っているような演出ですが・・・こんな声彼らには出せないよ・・・ってか上手すぎ・・・そしてこの平和に満ち足りた感ってか神の愛というか憐みをかもしだせる歌声は何者!?なんかこれ・・・もしかして・・・あの・・・少年合唱・・・てか少年聖歌隊じゃないっすかコレ・・・・

・・・・で、エンドクレジット見たら・・・・

Ave verum corpus
W.A.Mozart
Choir of Westminster Cathedral 
James O'donell
Hyperion

・・・ビ、ビンゴ~!!!!!このCD持ってるよ!てか聴いてすぐアーティストが浮かばなかった自分が悔しいよ!何年ファンやっているんだ私は・・・・。ウェストミンスター大聖堂聖歌隊だったななんて!どうりですばらしい演奏すぎて泣いちゃったはずです・・・これ映画館で見てたら涙して映画館を後にしたんだろうな・・・。なんだか映画そっちのけで一人興奮Maxでした・・・。やっぱりウェストミンスター大聖堂聖歌隊大好きです。



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